【はじめに】

インビザラインはマウスピース矯正の種類の一つで、大変人気のある矯正治療です。しかし、その特徴から患者さんが好きな時にご自身で外したり装着したりすることができるため、食事のために外して、つけ忘れてしまう人もいるのではないでしょうか。インビザライン治療を検討している人の不安要素でもあると思います。以下では、広島市南区宇品の歯医者、木村歯科医院がインビザラインの特徴から、外してもいい期間とつけ忘れた時の対処法についてご説明いたします。

  

 

 

【インビザラインを外してもいい期間】

インビザラインは、歯列矯正のために使用される透明なマウスピースです。一般的には一日に20~22時間程度装着することが推奨されています。通常はほとんどの時間を装着していることが推奨されていますが、一部の特定の状況下で一時的に外すことができます。下記に具体的なケースと期間をご紹介します。

〇食事: インビザラインは食事の際に一時的に外すことができます。ただし、食事時間はできるだけ短くし、食べ終わったらできるだけすぐに再度装着してください。食事の時間は通常20〜30分程度を目安にします。

〇 歯磨き: 歯磨きや口腔ケアのためにもインビザラインを外すことができます。インビザラインを外した後は、ブラケットやワイヤーがないため、歯磨きがより容易になる一方、クリーニングが不十分だと歯の健康に影響を及ぼす可能性もあります。以下に詳しく説明します。

1. 歯磨きの頻度：インビザラインを外した後も、従来通り毎食後に歯を磨くことが重要です。食事のたびに歯に付着した食べかすや歯垢を除去することで、むし歯や歯周病を防ぐことができます。
2. 歯ブラシの選択：歯ブラシは、柔らかめの毛先で歯と歯茎にやさしく当たるものを選びましょう。電動歯ブラシを使用すると、より効率的に歯垢を除去できます。
3. 歯磨きの手順：歯の内側・外側・かみ合わせ面をすみずみまで磨くことが大切です。細かい部分に歯垢が残りやすいので、丁寧に磨きましょう。
4. 歯間ブラシやフロスの使用：歯間ブラシやフロスを使って、歯と歯の間の歯垢を取り除くことが重要です。特に歯間の清掃は普段の歯磨きでは届きにくい箇所なので、虫歯予防に役立ちます。
5. マウスウォッシュの利用：歯磨きの後にマウスウォッシュを使うことで、口内の殺菌や口臭予防に効果があります。

インビザライン矯正を終えた後は、歯の健康を維持するためにしっかりとした歯磨きを心掛けることが大切です。良好な歯磨き習慣を維持することで、美しい笑顔と健康な歯を保つことができます。ただし、個人の歯の状態や歯科医師の指示によって、歯磨き方法は異なる場合がありますので、歯科医師のアドバイスに従うようにしましょう。

〇特別なイベントや写真撮影: 特別なイベントや写真撮影など、インビザラインを外しても問題ない場合もあります。ただし、できるだけ装着時間を短くし、イベント終了後にすぐに再度装着するようにしましょう。

これらのケースでは、できるだけインビザラインの外しすぎには注意が必要です。装着時間を最小限に抑え、目安としては1日に22時間以上は装着することを心がけましょう。一時的に外す場合でも、できるだけ早く再度装着することが歯列矯正の効果を最大限に発揮するために重要です。

 

【つけ忘れた時の対処法】

つけ忘れてしまった場合には、以下の対処法を実施してください。

1. すぐに装着する: インビザラインをつけ忘れた場合は、すぐに再度装着するようにしましょう。できるだけ早く装着すれば、治療の進行がスムーズに行われます。

2. 長時間外した場合は調整: インビザラインを数時間以上外してしまった場合、歯に適切な刺激が与えられず、治療効果に影響が出る可能性があります。その場合は、歯科医師に相談して調整の必要性を確認しましょう。

3. 長期間外した場合は再スタート: インビザラインを長期間外してしまった場合、治療の効果が著しく低下する可能性があります。このような場合は、歯科医師と相談して再スタートすることを検討しましょう。つけ忘れが続いたり、長時間外してしまった場合は、治療の進行に影響を及ぼす可能性があるため、歯科医師に相談して適切な対処法を指示してもらいましょう。

 

【おわりに】

いかがでしたでしょうか。インビザラインを外してもいい期間とつけ忘れた場合の対処法についてご説明しました。インビザラインの外す期間と注意点をご理解いただければ幸いです。基本的には外しても問題ないですが、適切な治療の進行のために食事や歯磨き、特別な用事などが終わったらできるだけ早く再度装着することをおすすめしております。広島市南区宇品の歯医者、木村歯科医院でもインビザラインでの矯正治療を行っております。無料相談も承っておりますので、ぜひ一度ご来院ください。