インビザラインで受け口やガミースマイルは治る?適応症例を、広島市南区宇品の矯正歯科が解説! Blog
皆さん、こんにちは。広島市南区宇品の木村歯科・矯正歯科です。インビザラインは、透明なマウスピースを用いた矯正治療法として、多くの患者さんに選ばれています。特に、見た目が気になる方や、目立たない治療を希望される方にとって魅力的な選択肢です。
本コラムでは、インビザラインが治療できる症例として「受け口」や「ガミースマイル」を含めた様々な不正咬合について解説し、またインビザラインが向いていない症例についても説明します。インビザライン治療を考えている方々が、自分に合った治療法を選ぶ際の参考になれば幸いです。
インビザラインの適応症について
インビザラインの適応症としては、以下の8つが挙げられます。もちろん、歯並び・噛み合わせの問題が深刻な場合は、以下の症例に当てはまったとしてもインビザラインを適応できない場合もありますので、その点は誤解のないようによろしくお願いします。
1. 受け口
受け口は、下顎が上顎よりも前に出ている状態で、正式には「反対咬合」と呼ばれます。インビザラインは、軽度から中等度の受け口に対して効果的です。透明なアライナーが少しずつ歯を動かし、正常な噛み合わせに導きます。ただし、骨格的な要因が強い場合は、外科的治療が必要になることもあります。
2. ガミースマイル
笑った時に歯茎が大きく露出するガミースマイルも、インビザラインで改善できる場合があります。歯の位置や角度を調整することで、歯茎の露出を減少させ、自然な笑顔を作り出します。しかし、歯茎の過剰な露出が原因の場合は、歯肉整形手術が併用されることが一般的です。
3. 出っ歯
上顎の前歯が前方に突き出している状態を出っ歯と呼びます。インビザラインは、出っ歯の矯正にも有効です。アライナーが徐々に歯を後方に移動させ、正しい位置に整えることで、噛み合わせの改善を図ります。
4. 乱ぐい歯
歯が重なり合っている乱ぐい歯も、インビザラインで治療可能です。歯の位置を調整し、歯列を整えることで、歯の清掃がしやすくなり、むし歯や歯周病のリスクも軽減されます。
5. 開咬(かいこう)
上下の前歯が噛み合わない開咬は、インビザラインで改善できることがあります。アライナーで垂直的な咬合関係を改善することで、正しい噛み合わせが形成されます。ただし、重度の開咬には他の矯正治療法との併用が必要になることもあります。
6. 交叉咬合(こうさこうごう)
交叉咬合とは、一部の上下の歯が反対に噛み合っている状態を指します。インビザラインは、特定の交叉咬合に対して効果を発揮し、歯の位置を修正することで、正常な噛み合わせを回復します。
7. すきっ歯
歯と歯の間に隙間があるすきっ歯も、インビザラインで治療が可能です。アライナーが歯を正しい位置に動かすことで、隙間を閉じ、整った歯列を作り上げます。
8. 上下顎前突
上下顎前突とは、上顎と下顎の両方が前方に突き出している状態です。インビザラインは、軽度から中等度の上下顎前突に対して効果がありますが、重度の場合は他の治療法との併用が必要になる場合があります。
インビザラインが向いていないのはどんな症例?
いろいろな歯並び・噛み合わせに適応できるインビザラインでも向いていない症例というものがあります。具体的には、以下の4つのケースが挙げられます。
1. 重度の骨格的問題
骨格的な要因が強く関与している不正咬合、例えば重度の受け口や顎変形症などは、インビザラインだけでの治療が難しい場合があります。このようなケースでは、外科的矯正治療が必要です。
2. 重度の開咬
重度の開咬は、アライナーだけでは十分な改善が難しいことがあります。特に、舌癖や口呼吸が関与している場合は、これらの習慣を改善するためのトレーニングも必要になります。
3. 著しい歯の欠損
インビザラインは、歯の数が著しく不足している場合や、大きな隙間がある場合には向いていないことがあります。このようなケースでは、ブリッジやインプラントなどの補綴治療が併用されることが一般的です。
まとめ
今回は、インビザラインで受け口やガミースマイルを改善することができるかどうかについて、広島市南区宇品の木村歯科・矯正歯科が解説しました。インビザラインは、さまざまな不正咬合の治療に適応可能な優れた矯正治療法です。特に、見た目を気にする方や、金属アレルギーのある方にとっては、快適で効果的な治療選択肢となります。しかし、すべてのケースに適応するわけではなく、症例によっては他の治療法との併用や、外科的治療が必要になることもあります。治療を考えている方は、ぜひ一度、当院までご相談ください。専門の歯科医師が、最適な治療法をご提案いたします。